2019年度日本クラウゼヴィッツ学会特別講演会


「中国の一帯一路と米国のインド太平洋戦略について

2019年3月末、中国の一帯一路は、ついにシルクロードの終着点イタリア(ジェノバ)に繫がり世界に大きな衝撃を与えた。続いて4月末,北京で開催された「一帯一路首脳会議」で、習近平氏は、中国優先主義との国際的批判に対して軌道修正を表明しながらも着々と基盤を固めている。対する米日豪印の連携はどうか、その帰趨を占うインドの総選挙は、与党人民党が圧勝、豪与党の保守連合も勝利し、残るは夏の日本の参議院選、安倍自民党の行方はどうなるか?さらに、一帯一路を財政的に支える中国の経常黒字が、いつまで続くか?6~7月頃とみられる米中貿易協議の当面の決着が大いに注目される。

日本クラウゼヴィッツ学会 特別講演会担当G

日時: 2019年6月29日(土)14時00分~17時00分(開場13時30分)

会場: 文京学院大学S705教室(本郷キャンパス新S館7階)

               ↓ 変更になりました。

   文京学院大学S6 0 3 教室(本郷キャンパス新S館 6階)

(最寄駅: 東京メトロ南北線東大前下車・改札前エレベーター搭乗・地上左側徒歩1分)

参加費ː 会員/学生 1500円 一般2000円

申込先: 日本クラウゼヴィッツ学会事務局 kozuka.euro@nifty.com (090-1792-5864小塚)

※お申込に際しては、次の事項をご記入下さい。・お名前 ・会員/非会員 ・メルアド ・ご住所

プログラム:

(1)司会: 小塚 賢  (14時00分~14時5分)

(日本クラウゼヴィッツ学会事務局長)

(2)「 中国の海洋進出と陸地の確保 」

   講師:坂口 大作先生 (14時10分~15時10分)

   (防衛大学校総合安全保障研究科・教授)

(3)「 『自由で開かれたインド太平洋』と『一帯一路』の海のつながり」

    -クラウゼヴィッツを再定義する-

    講師:下平 拓哉先生 (15時10分~16時10分)

    (防衛研究所主任研究官・一等海佐)

~休憩10分~

(4)パネル討論:(16時20分~16時50分)

   モデレーター 宮地 忍(日本クラウゼヴィッツ学会理事)

   パネリスト 坂口 大作 先生

   パネリスト 下平 拓哉 先生

   パネリスト 中島 浩貴 (東京電機大学講師・当学会理事)

(5)質疑応答(16時50分〜17時00分)

< 終了後夕食会を企画しています、希望者は受付け時にお申込下さい>

2019年7月度月例研究会予定

7月度の月例研究会は、東洋大学名誉教授の加藤秀治郎先生のご登壇で、「理念型としての絶対戦争」および「クラウゼヴィッツの同盟論」と題してお話をして頂きます。因みに、加藤先生は、一藝社より、「クラウゼヴィッツ語録―「戦争論」のエッセンス―」という著作を2017年末に出版されています。

日本クラウゼヴィッツ学会

「日本クラウゼヴィッツ学会」(Clausewitz Society of Japan)は、「戦争論」の著者カール・フォン・クラウゼヴィッツ(Carl von Clausewitz)の業績を顕彰し、日本における「戦争論」を中心とする戦史・ 安全保障のあり方などについての研究を促進し、あわせて会員相互の親睦をはかることを目的とします。